お久しぶりの投稿失礼致します。
アイフルホーム工事部の山中です。
今回は、床材のお話をさせて頂きたいと思います!
床材は、大まかに3種類あります。
【シートフロア】【無垢板】【突板】
があります。
一般的に、【無垢材】【突板】【シートフロア】の順にラグジュアリーなグレードになっておりますが、
今回は一番いい商品の無垢材ではなく!突き板について語っていきたいと思います。
突板とは。。。。
突板は「つきいた」と読みます。 突板は、天然木を薄くスライスした板のことで
(乱暴に言うとシートフロアのシート部分を薄い無垢板に変えたものです)
希少価値の高い銘木を効率良く使え、反りなどにも強く、更に製造コストを抑えることが出来ます。
とにかく合理的でいいこと尽くし!といったフロアです。
朝日ウッドテックさんとイクタさんのお写真お借りしました
上記の説明で行くと、
銘木の良さを楽しめ、反りも少なく、無垢材と比べお求めやすい!
無垢材の上位互換!
と感じますが。。。。
その薄さをもって、得たものと同時に失ったものがあるんです
それは、無垢材と比べ光が照射したときの木目の味わい深さが出にくい! というところです。
何を言ってるの!? と思いますので下記説明です。
木材の細胞には微細な凹凸があり、その凹凸に
光が差したとき、凹凸に光が浸透していき、木材の奥行きを感じることができ!
味わいになる!
イメージです→
この表現力を、突板はその薄さの為無垢ほど構造上持つことが出来ないんですよね。。。
いやはや、沼が深い床の世界ですが、もう少しだけ潜ります。
突板の親戚みたいなフロアがあります
それは挽板(ひきいた)です!
突板は天然木を0.2~0.3mm程度のシート状にスライスしたものに対して
挽板は、天然木を2~3mmの板状に切り出したものです。
弱点であった厚みを増すことで、より天然木に近づけた商品となります。
下記挽板と突板の断面図となります。
挽板 突板
断面見てもらうと、一目瞭然だと思いますが、表面の板の厚さが全く違いますよね!
ただ見てほしいのは、フロアの真ん中の部分になります!
掘り込みが左は弧になっているのに対して
右はV字になっているんですよね!
だから?とお思いになられると思いますので下の写真をご覧ください!
挽板 突板
立体感が違うと思いませんか?
先ほど説明した木の味わいの差もありますが、見て欲しいのは板と板の継ぎ目です。
挽板は厚みがある分を生かしてフロアの端で弧を描き、立体感を増す加工をしているんですね。
突板もV字で掘り込みがありますが、化粧の板ではなく下の基材を塗装している為
立体感が出にくいわけなんです。
たった2㎜程度の差でここまで表情が変わるとは。。。。
といった感じですよね。
以上、突板?のお話させて頂きました。
まだまだ探してみると面白い商品もございます。
金!プラチナ!銀!カラー!
木材何ですか?!といったシリーズもございます。
突板だけでここまで、掘り下がられると思うと本当に
沼の深さを感じます。
以上簡単では、御座いましたが突板のご説明で御座いました。
ありがとうございました!